大東流合気柔術幸道会室蘭支部のブログ

令和4年6月から、大東流合気柔術を毎週月曜18:30から室蘭市中島公園野球場の武道場で練習します

みんな違ってみんないい?小手返し

昨日は札幌の東辰館支部の稽古に参加させていただきました。

今回の稽古は小手返しシリーズ…。座とりだったり、立ち技だったり。まあそんなシリーズです。柔術系の流派の稽古では、小手返しはお馴染みの基本技ではないでしょうか。どこの流派でもやりますよね、多分。それも初歩のうちに。それくらい基本の技だと思います。

じゃあつまらない技かといえば、そうは思わないんです。たいていの技はそうだと思いますが、かけ方はいろいろあるんだと思います。状況に応じて、自分や相手の体格に応じて。そもそも、自分の技量によってもやれることが違うので。稽古すると、こんなかけ方もあるんだ、と気づけます。ありがたいことです。

まず座とり(座った時の技)。幸道会では、相手に両手首をつかまれたところから始まります。つかんできた相手の肩に合気を入れ、肩に入れた合気を相手の真ん中に寄せてくるところまでは一連の流れかな、と。もしかすると、工夫はあるかもしれませんが。

問題はこの先。例えば、最終段階で、相手を投げるとき。つかんだ相手の手をまっすぐ下に落とすか、つかんだ手から相手の腰めがけて螺旋の力を加えて投げるか、とか。もちろん、これ以外にも投げ方はあると思います。

で、最後の投げ方が違うと、その前段階で、相手の手のつかみ方とか、投げにいくための準備が違ってきます。そうなると、技のポイントが違ってくることにもなって、同じ「小手返し」なんだけど、かけ方としては結構違います、ということになってしまう。

正確にはわかりませんが、個人的には、例えばこの二つのやり方では、技に対する考え方が違うように感じます。まっすぐ下に落とすやり方は、シンプルですっきりスマートな印象。螺旋に切り込むやり方は、力強く、武道らしい厳しさがある印象。

人それぞれ考え方が違うのは当然なので、合気柔術のとらえ方も違うでしょうし、それが技の理解、かけ方の違いにもつながるのかもしれません。

初歩の基本的な技、ではありますが、合気柔術をどうとらえるか、ということの表現でもあるのかなと。おおげさかもしれませんが。

そういう意味でも、いろんなかけ方を知ることは良いな、ありがたいな、と思うわけです。

まあ、そうは言っても、ぐだぐだ言う前に、練習して自分の技量を上げます!

室蘭支部は毎週月曜18:30から中島公園野球場の武道場で練習しています!体験もできますので、ぜひお試しを!