大東流合気柔術幸道会室蘭支部のブログ

令和4年6月から、大東流合気柔術を毎週月曜18:30から室蘭市中島公園野球場の武道場で練習します

大東流合気柔術の魅力を伝えられるだろうか

自分がなぜ今も稽古をしているかと言えば、面白いから。仕事が多忙で稽古に参加できない時期が長くても、やめようとは思わなかかったのは、この武道が不思議で、突き詰めたくなる面白さがあるから。

以前、柔道や日本拳法を稽古したこともありますが、もちろんそれぞれ面白さがありますが、それらの武道をやっても「不思議だ」という感覚はありませんでした。

私が幸道会の登別支部(※今の室蘭支部は、登別支部を引き継いだものです)に初めて伺ったとき、当時教えておられた小西師範が無造作に差し出した右腕を、師範は私に両手でつかんでみなさいと言われ、私はその通りにがっちり握りましたが、次の瞬間、その場で投げられていました。

まがりなりにも私は多少は武道を経験した者で、当時は若くて体力があり、しかももともと家系的に骨太でがっちりした体格、一方の小西師範はやたらと腕が太く、体格はがっちりしているとはいえ、総白髪で失礼ながらおじいさんという風情。実際、年齢は世間でおじいさんと呼ばれる年齢でした。そんなおじいさんに投げられるなんて夢にも思わなかったので、何が起きたのかわからず、ただ驚いたことを覚えています。

その時受けた「不思議だ」という感覚。どうやって投げられたのかもその瞬間には分からないような投げ技。

この面白さ、魅力を今度は私がほかの人に伝えたい、と思っています。なんとか稽古を積んで、早くこの魅力を伝えられるよう精進します!